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ジョン・ウエインの「アラモ」

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最近リメイク版が劇場公開されましたが、私の中では「アラモ」といえばジョン・ウエインが1960年に制作、監督、主演した「THE ALAMO」以外にはございません。今回長いです。ネタバレありです。

物語は1836年、テキサスの自由と独立を守るためサン・アントニオのアラモ砦に立てこもり、独裁者サンタ・アナ率いる7000名のメキシコ軍を向かい撃って全滅した、185名の義勇軍の13日間の戦いを描いたものです。

映画の主役は当然ケンタッキーからテキサスの危機を聞きつけ同士を連れて駆けつけたジョン・ウエイン演じるデイビー・クロケットですが、むしろ脇を固めるリチャード・ウイドマーク(ジム・ボウイ大佐)とローレンス・ハーベイ(ウイリアム・トラビス大佐)の二人がこの映画をより魅力的なものにしております。

100人近い志願兵を従え、地元の大地主でもあるボウイ大佐は大酒飲みで親分肌、一方の弁護士出身で厳格なトラビス大佐は正規軍を率いてはいるものの人数は少数。二人はことごとく衝突します。砦から出てゲリラ戦を主張するボウイに対し、命令通り援軍が来るまで砦死守を主張するトラビス、一触即発、クロケットが仲裁役となり辛うじて事なきを得ます。
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当然、戦いの中で二人は徐々にお互いを認め合っていきます。援軍が全滅し孤立無縁となった段階で、クロケットとボウイは砦を出て戦う事を決意します。出発の準備をし、部下とともに馬上の人となった二人に向かいあくまで砦死守の命令をつらぬくトラビスが言います。
「援軍は来ない。アラモは落ちるだろう。我々は残るが諸君は胸を張って出発してくれ。諸君は良く戦いヒューストン将軍のために貴重な10日間を稼いでくれた。感謝する。ゲートを開けろ!」
一同はゲートに向かって行きますが、先頭のボウイが立ち止まり馬から降りてトラビスに歩み寄り傍らにに並びます。そして次々に馬から下りた義勇兵達がトラビスの横に並び、最後にクロケットが馬から下ります。全員が並んだ時にトラビスが涙を浮かべつつ言います。「ゲートを閉めろ!」
臭い演出なんですが、私はこういうのに非常に弱く落涙してしまいます。

当時としては破格の1,200万ドルの制作費をつぎ込んだこの映画、戦闘シーンは迫力満点です。「ロード・オブ・リング王の帰還」の攻城戦を見て、この映画を思い浮かべました。クライマックスの破れられた壁を乗り越えて次々に歩兵がなだれ込んで来る場面などトラウマになりそうでした。
音楽をディミトリ・ティオムキンが担当しておりますが、「遥かなるアラモ」「アラモの唄」「皆殺しの歌」など印象に残る曲が盛りだくさんでサントラ盤も推奨の一枚でございます。
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文章力が無いもので思い入れのある映画ほどなかなか書けないのですが、私の大好きなacoyoさんのブログきょうのわたくしの影響で書いてみました。

<おまけ> 個人的にツボの場面をもう一つ。総攻撃を前に砦に残る民間人の退去を勧告するサンタ・アナ。義勇兵の家族達が馬車を連ねて砦を去って行きます。ボウイの部下に盲目の妻を持つ男がいます。彼が呟きます。「ダメだあいつを一人には出来ない」
トラビス「ボウイ大佐、これは命令ではなく要望だか、二人を一緒に行かせてはどうだ」
ボウイ「早く一緒に行け、ケツを蹴っ飛ばすぞ!」
盲目の妻「トラビス、余計な事を言うんじゃないよ! うちの人は教養はないが男の中の男だ。私だってテキサスの女だよ、この人は残って戦うんだ。最後に別れの言葉を一言だけ、あんたの女房で私は幸せだった。」く、臭い! だけど泣いてしまう私。(笑)

後年、史実とは大分異なる事とか、背景にはバリバリのタカ派愛国者であるジョン・ウエインの強い思い入れがある事とかを知りましたが、この映画が好きである事は変わっておりません。 
リメイクの「アラモ」は史実に近いのでしょうが、ビリー・ボブがメキシコ軍の演奏に合わせてヴァイオリンを弾く場面と最後の処刑シーン以外に臭さなし、私のツボを刺激いたしませんでした。
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by samurai-kyousuke | 2005-04-03 22:14 | 洋画
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気になる映画をちょびっと語りたい ネタばれ有り、記憶頼りなので勘違いもあるかも
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