WOWOWで放映していたので、久し振りに「地球の静止する日」を鑑賞いたしました。
公開は1951年、監督はジャンルを問わず数々の名作を送り出している名匠
ロバート・ワイズ、SFファンには非常に評価の高い名作です。
ストーリーは
[こちら]
最後に見てから15年程経過しているので、印象がだいぶ違いました。ロボットのゴトーが意外と活躍してなかったとか、ヒロイン役のパトリシア・ニールがあまり綺麗じゃないとか・・・。(笑)
さすがロバート・ワイズ、当時としては斬新なストーリーを手堅くまとめております。主役の宇宙人クラトゥを細身のマイケル・レニーが上品に演じています。味がある名演ですね。派手なスペクタクルは一切ありませんが、SFのクラシックとして一見の価値のある作品でございます。
テーマは"核の放棄と世界平和"、50年も前の映画なのに現代にこそハマるテーマなのは、人類は50年まったく進歩無しという事でしょうか。
円盤を取り巻く野次馬の距離が近かったり、警備が非常に手薄なのはご愛嬌で時代を感じます。「宇宙戦争」のようにスピルバーグがリメイクしたら、いい意味でも悪い意味でも、迫力満点のスペクタルに生まれ変わるのでしょうか・・・。
というかリメイクしなくていいですからね。
[おまけ] 戦闘車両ファンのわたくしとしては、M24チャフィー軽戦車が多数登場してのが嬉しかったです。この戦車、映画「バルジ大作戦」でも活躍してました。