「ハァ〜、違ったよ。がっくり・・・」
「ため息なんかついちゃって、何が違うんですか?」
「えっ、ピージャクの「ラブリーボーン」だよ。もっとベタな映画だと思ったんだよな〜」
「また得意の勝手な思い込みですね。馬鹿ですね〜」
「期待してたんだよ。まあ予告編のナレーションにも問題あるよな。やっぱり「ゴースト ニューヨークの幻」みたいな展開をイメージしちゃうだろう。封切り直後に勇んで出撃したんだぞ」
「ピーター・ジャクソン監督が、二番煎じみたいな映画撮るわけないでしょうが」
「こんにゃろ。猫のくせに知った様な口きくんじゃないよ」
「噛みますよ。マジ噛みしますよ。ガブッ!!!!」
「イタタタタタ。(泣)」
主役のスージー・サーモンを演ずるシァーシャ・ローナンはとってもラブリー。青い目が綺麗ですよね。これからも活躍するんでしょうなぁ。死後の世界を描いたCGもなかなかビューティフォーでスクリーン映えしてましたよ。でもねぇ〜。この映画、samurai的にはちょっと・・・。
やっぱり霊となったスージーが活躍しないとねぇ。バラバラになった家族の絆を取り戻す為に一役かったり、妹のピンチを救ったり、犯人を懲らしめたりするんだろうと思い込んでましたよ。霊魂を見る事ができる女の子も登場するのですが、とくに活躍しません。ウーピーを見習って欲しいです。
クライマックスで「やり残した事があるの」と言って現世に戻るところで、いよいよかと思ったんですけど肩すかしでした。「やり残した事」ってそれかよ〜と突っ込んでしまいました。
ところが、嫁に言わせると「犯人逮捕よりこっちの方が大事でしょう」だそうですよ。なるほど。これは14才の女の子と、かつて14才の女の子だった人は共感するんでしょうね。まあそう言われてみるとそうかなと・・・。(笑)
以上、勝手に展開をイメージして勝手にちょっとガッカリした感想です。
まあ今思い起こすとそれなりによく出来た映画かなと・・・。(笑)