先日、昨年劇場で観た映画っていうのをズラズラっと書き連ねてみたんですけど、忘れてたのがありましたよ。まあ、劇場じゃないんですけど「映画」ですよ。「フルCG映画」です。
それは小惑星探査機
「はやぶさ」の打ち上げから帰還までをフルCGで描いた
「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」です。これが泣けたんですよ。もしかしたら昨年一番泣けたのはこれかもしれませんね。

最初、なかなか良いっていう評判を聞いて検索してみたら、我が家から歩いて行ける
「サイエンスドーム八王子」で上映してるという事で行ってみたんです。確かに良かったんですけど、なんか後半あっさりしてんな〜という印象でした。帰宅して調べてみたら、これは25分バージョンで、45分バージョンがあるじゃないですか。なんだよ〜とさらに調べてみると
「はやぶさ」の帰還後に新たに作成された
「帰還バージョン」があって、日本で唯一、渋谷の
「コスモプラネタリウム渋谷」で3月まで上映中と判明。行きましたよ。速攻で。
25分と45分のは、
「はやぶさ」の帰還前に製作されたもので、当然地球への帰還部分は想像で作られました。
「帰還バージョン」は、監督の上坂浩光さんがオーストラリアで
「はやぶさ」の帰還を取材し、エンディングの地球帰還部分を全面的に描き直したものだそうです。最初からこれを観るんでしたよ。そしたらさらに感動もひとしおだったでしょうね。

7年におよぶ
「はやぶさ」のミッションはトラブルの連続。故障、通信途絶、エンジントラブルetc.その度に不死鳥の様に蘇る
「はやぶさ」君。もう当然「君」ですよ。
「がんばれ〜、はやぶさ〜、立て、立つんだ!! はやぶさぁ〜」。頬をつたう涙とともに心の中で声援を送ります。
「はやぶさ」が地球にたどり着き、カプセルを切り離した後、大気圏で燃え尽きるシーンでは涙腺は決壊ですよ。今、こうして文章を書いていても「思い出し泣き」をするぐらいです。(笑)
頭上のドーム状のスクリーンに映し出される映像はどこまでも美しく、3Dでは無いのですが、下手な3D映画よりも立体的に見えました。一見の価値ありなので、未見の方は是非足を運んでご観賞下さい。泣けますよ。