今回は国産のB級SFアクション映画について少し。ここで言う"B級"とは、当然褒め言葉です。1991年公開の雨宮慶太監督・脚本の「ゼイラム」です。レンタルで見たのですが、これがなかなか私のツボを刺激しました。
宇宙空間で護送中の生物兵器ゼイラムが逃走します。追手を皆殺しにして地球に逃げ込もうとするゼイラムを女バウンティーハンター、イリアが待ち受けます。イリアは仮想空間ゾーンに造られた市街地にゼイラムを誘い込み対決を挑みます。
バトルスーツ姿がカッコイイ女戦士イリアを森山祐子、偶然ゾーンに迷い込み戦いに巻き込まれてしまう不運な男を蛍雪次郎さんが演じています。三度笠をかぶった様なゼイラムの造形が良いです。バトルシーンも低予算ながら随所に工夫があってけっこう見せます。ゼイラムの発射した光弾をイリアが腕で弾き飛ばすと後方の石塔が崩れ落ちるシーンなど、雨宮慶太やるじゃんかーという感じです。
「ゼイラム2」も製作されましたが、こちらはあまり印象に残っておりません。