ドナルド・サザーランド繋がりでもう一本。1970年公開のロバート・アルトマン監督作品「マッシュ」です。
朝鮮戦争当時の移動野戦外科病院(M☆A☆S☆H)に、ホークアイ(ドナルド・サザーランド)、トラッパー(エリオット・グールド)、デューク(トム・スケリット)の3人が着任します。彼等はいずれも外科医としては一流なのですが、ハチャメチャな悪ふざけで周囲を騒動に巻き込みます。
女子シャワー室を除幕式よろしく御開帳したり、ロバート・デュバル演じる上官のヘボ軍医と堅物婦長のSEXを外部スピーカーで生中継したり、将軍のアメフトチームとインチキ掛け試合をしたりとやりたい放題し放題。リアルな外科手術シーンとコミカルなシーンの対比が印象的でした。
高校時代に戦争映画3本立てで見ました。仕事はきっちりこなすが、体制に迎合しない主人公達が実にかっこ良かったなーという記憶があります。
サリー・ケラーマン演じる堅物婦長が笑えます。ホークアイ達に"ホット・リップス"というニックネームをつけられ、いじめられた挙げ句すっかり感化されてしまいます。アメフトの試合の時は自ら"ホット・リップス"とプリントしたTシャツを着てチアガールとして応援します。何故ホット・リップスというあだ名かは映画を見た人だけのお楽しみです。この映画の主題歌も印象に残る一曲です。運転中に知らず知らずのうちに時々口笛で吹いています。
原作は実際に朝鮮戦争時にMASHで外科医として働いたリチャード・フッカーの同名小説です。まだ未読ですが、機会があれば是非読んでみたい一冊です。