今回は1985年公開のジョー・ダンテ監督のSF映画「エクスプロラーズ」の話を少し。主人公の少年達をイーサン・ホークと故リバー・フェニックスが演じています。
ある日ベン少年(イーサン・ホーク)は不思議な設計図の夢を見ます。目覚めた彼は設計図をメモし友人の天才少年ウォルフガング(リバー・フェニックス)に見せます。さっそく彼等は、友達のダレンを加え3人でウォルフガングの自宅のコンピューターに設計図を入力します。するとコンピューターから球状のエネルギー体が発生、中に入る事で自由に飛行出来ることを発見します。そこで彼等はこの球体を利用して手作りの宇宙船を作る事を思いつきます。ありあわせのガラクタで作られたおんぼろ宇宙船は3人を乗せ宇宙へと飛び立ちます。宇宙に飛び出した彼等は巨大な宇宙船に飲み込まれてしまい、奇妙なエイリアンと出会い意気投合します。しかし、そこにさらに巨大な宇宙船が現れるのですが・・・。
ジョー・ダンテ監督お得意のほのぼのとしたタッチで気楽に見られる一本です。公開されたのは「グレムリン」の翌年だったようですね。裏庭でゴミ箱なんかを材料に宇宙船を作っちゃうとこが馬鹿馬鹿しくて最高。そして少年役の3人がさわやかでいいです。宇宙人の造形は笑っちゃいますが、嫌いな人もいるかもしれませんね。
余談ですが、兄リバー・フェニックスの分までホアキン君にはがんばってほしいですね。「グラディエーター」の皇帝役は最高でした。ここのところはシャマラン監督作品で好演してますが、また憎々しい悪役も演じてほしいものです。