「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」から12年、公開を心待ちにしていた「コープス・ブライド」を強襲してまいりました。ジョニー・ディップ、ヘレン・ボナム=カーターが吹き替えという事で、当然字幕スーパー版を選択しました。なかなか二人ともハマり役でしたね。
見終わった感想ですが、いろいろな意味で綺麗にまとまっていたな〜という事。満足はしたのですが、「ナイト〜」の時のおもちゃ箱をひっくり返したような良い意味の乱雑さ、力強さは感じられませんでした。あれもやりたい、これも入れたいといったティム・バートン監督の子供心に溢れた「ナイト〜」に比べてちょっとこじんまりしちゃったかなという感じでした。
映像は綺麗ですし、コープス・ブライドは魅力的でございました。一番好きな場面は主人公のビクターと彼女がピアノの連弾をするところ。喧嘩した二人の心が通っていくシーンです。パンフによると、観賞時は気づかなかったのですが「HARRYHAUSEN」というブランド名がピアノの内側に書かれていたそうです。本作撮影中に監督の尊敬するハリーハウゼン氏がスタジオに遊びに来てくれた事を記念して書いたそうです。
「ジャイアント・ピーチ」は私にとってはハズレでしたが、「コープス・ブライド」はやや物足りないところもあったものの、お勧めの一本となりました。ビクターの愛犬のスクラップスもとってもキュートです。