原題は「LAST TRAIN FROM GUN HILL」監督ジョン・スタージェス、主演にカーク・ダグラス、アンソニー・クイン、音楽ディミトリ・ティオムキン、豪華な布陣です。これで面白くないはずが無い!! DVD買いました。
妻を殺された保安官マット(カーク・ダグラス)は、現場に残された犯人の馬がかつての彼の親友クレイグ(アンソニー・クイン)のものであることに驚きます。鞍を背中に担ぎ列車でクレイグの大牧場がある町ガンヒルに降り立ったマットは、馬車を借り彼の牧場を訪れます。10年振りの親友との再会を喜ぶクレイグ、鞍は息子が勝手に持ち出し盗まれたのだと言います。しかし会話の中からマットは妻を殺したのはクレイグの息子リック(アール・ホリマン)だと気づきます。驚愕し見逃してくれと懇願するクレイグに対し、必ず逮捕し法の裁きを受けさせると言うマット。いくら親友でも最愛の息子を守る為ならお前を殺すと言うクレイグ。果たしてマットはリックを逮捕し、クレイグの支配する町ガンヒルからの最終列車に乗る事ができるのか・・・。
冒頭にも書きましたが、この映画はカーク・ダグラスとアンソニー・クインをキャスティングした段階で成功だったのではないでしょうか。(笑) 鞍を背中に担ぎ列車からホームに降り立つカーク・ダグラスのたたずまいが素晴らしいです。なんの説明も無しに度胸も腕も超一級品という空気が匂い立ちます。最高です。一方のアンソニー・クインも親友と最愛の息子の板挟みで苦悩する町の顔役を確かな芝居で好演しています。
リックを逮捕しホテルの一室に立て篭るマットに対し、包囲するクレイグと彼の手下たち。最終列車の時刻が迫ります。なかなか上手いシチエーションですよね。正統派の西部劇はやっぱりいいや〜。(笑)