ロバート・B・パーカーの
「ガンマンの伝説」(ハヤカワ文庫)と
「ダブルプレー」(ハヤカワ文庫)を読みました。
「ガンマンの伝説」の主人公はご存知ワイアット・ワープ。彼と彼の兄弟たちの「OKコラルの決闘」前後を描いたものです。
「ダブルプレー」は黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンと彼のボディガードの交流を描いた小説です。両作品とも楽しめました。お薦めです。
「ダブルプレー」は是非とも映画化して欲しいですね。現在脳内で妄想キャスティングに入っております。(笑)
という事で、久々にジョン・スタージェス監督の
「OK牧場の決闘」(1957年)が観たくなり早速DVDを借りてきました。「オウケ〜、コゥラァ〜、オウケ〜、コゥラァ〜♪」とフランキー・レインの歌うお馴染みの主題歌で映画は幕を開けます。
私の記憶ではバート・ランカスターとカーク・ダグラス、見せ場は50/50ぐらいだったと思ったんですけど違いました。おかしいなぁ〜。(笑)
この作品はドク・ホリディを演じたカーク・ダグラスの映画です。80/20かなぁ。
冒頭の酒場でナイフ一閃、リー・ヴァン・クリフを倒す場面から始まって、彼の情婦ケイトとの丁々発止のやりとり、クライマックスのガンファイトまで見所満載。酒場でのカードさばきも格好良いですね。カーク・ダグラスここにありです。(笑)
ケイトを演ずるのは
「エデンの東」でアカデミー助演女優賞を受賞したジョー・ヴァン・フリート。「そばに置いてくれるなら、何でもするわ」から「あんたなんか死ねばいいのよ」まで、愛憎半ばする情婦役を熱演です。この人は上手いや。
ゲーリー・クーパーと共演した
「ヴェラクルス」(1954年)では、美味しいところをすっかりさらっていたバート・ランカスターですが、この映画の彼はちょっと大人しいですね。美貌のギャンブラー、ロンダ・フレミングとの恋もとってつけた様で、ダグラスとフリートのそれと比較すると薄っぺらです。昔観た時は気にならなかったんですけどね。
バート・ランカスターはお気に入りの俳優さんなんですけど、ワイアット・アープというお行儀の良い役柄は彼には合わないのかもしれませんね。それはそれとしてロンダ・フレミングは綺麗です。
ちょっと記憶と違いましたが、この映画に対する私的な評価が下がった訳ではありません。今度は
「ヴェラクルス」「墓石と決闘」が観たくなってきたぞ〜。
↓「ヴェラクルス」のバート・ランカスターとゲーリー・クーパー
[過去に書いた西部劇関連の記事]
「samurai的西部劇BEST10」
「「アメリカ映画協会 西部劇BEST10」」
「ガンヒルの決斗」
「指定型バトン」
「捜索者」
「キャットバルー」
「ワイルド・レンジ」
「アラモ」