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「グラン・トリノ」 -ネタバレあまり無し-

 
「グラン・トリノ」 -ネタバレあまり無し-_a0037338_12324377.jpg

 クリント・イーストウッド監督・主演の「グラン・トリノ」を観ました。
 
 「グラン・トリノ」は今年一番の問題作でも無いし、そこには衝撃のラストシーンもありませんでした。
 ストーリーは、ひよわな少年と孤独な老人が心を通わせ、少年は成長する、そして老人が得たものとは・・・・というありがちなものです。話の落としどころも途中で予測がついてしまいます。しかし、「グラン・トリノ」はいい映画でした。男たるものぜひご覧あれ、とお薦めいたします。あっ、女性もイーストウッドが好きな方、あるいはオヤジ好き、オヤジ心を持つ女性(?)にはお薦めしますよ。
「グラン・トリノ」 -ネタバレあまり無し-_a0037338_12324781.jpg

 もう俳優業をやるつもりが無かったというイーストウッド。彼は脚本を読み、「主人公ウォルトが自分のことのように思えた」と語ったそうです。
 この映画の主人公ウォルトは朝鮮戦争での記憶を引きずる元フォード社の熟練自動車工です。自分の価値観に合致しないものは許せない。相手かまわず差別用語を連発し、つばを吐く。愛妻を亡くし、二人の息子とその家族との関係も上手くいっていません。周囲に対して壁を作り、楽しみは相棒の老犬をかたわらにビールを飲む事と、愛車グラン・トリノを磨きあげる事です。
 ハリウッドで成功したイーストウッドが共感した部分がどこなのか、私的にはいまひとつ理解できません。しかし彼の演ずるウォルトは存在感抜群で、まさに始めから彼を念頭に書かれた脚本の様でした。

 ウォルトは80歳を目前にした高齢ながら、愛用の小銃M-1ガーランドの手入れは怠らない。街のチンピラを前にしてもまったく臆する事もなく、必要とあれば銃を突きつけることも厭わず、相手を叩きのめす腕っ節も健在です。イーストウッドの佇まいがキャラクターに真実味を与えます。「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」(1986年)で彼が演じたハイウェイ軍曹を彷彿させますね。こんな凄みのあるジジイになりたいものです。(笑)

 そしてウォルトと心を通わすのがモン族の姉弟であるスーとタオ。演ずるビー・バンとアーニー・ハーはともにこの映画がデビュー作だそうです。初々しいですね。スーとタオの家族を演ずる方々も素人さんばっかりだそうですね。その中の婆ちゃんが凄いです。演技歴50年のイーストウッドと堂々と渡り合っております。
 モン族というのはベトナム戦争時に傭兵としてアメリカ側で戦い、戦後は居場所を失いアメリカに移住した民族だそうです。勉強不足でそういった人々がいることはまったく知りませんでした。
「グラン・トリノ」 -ネタバレあまり無し-_a0037338_15334859.jpg
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 大きなお世話ですが、この映画の制作費はいくらだったんでしょうか。監督・主演は自分ですからね。音楽は息子のカイル・イーストウッドです。役者さんのほとんどは素人、あるいはほぼ無名か、無名でなくともギャラの安そうな人(笑)です。映画のほとんどが、ウォルトの家とその周囲だけで撮られています。
 制作費のほとんどが、俳優の出演料、CGなどの特殊効果に費やされる昨今、なんとリーズナブルな映画なのでしょうか。さすがイーストウッド、プロデューサーとしても超一流ですね。

 【お気に入りの場面】 ウォルトが行きつけの床屋でタオに男の会話をレクチャーするシーンは爆笑しました。イタリア系の床屋さんを演ずるジョン・キャロル・リンチもいい味だしてます。
「グラン・トリノ」 -ネタバレあまり無し-_a0037338_15333158.jpg

by samurai-kyousuke | 2009-04-29 08:29 | 洋画
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気になる映画をちょびっと語りたい ネタばれ有り、記憶頼りなので勘違いもあるかも
by samurai-kyousuke
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